お風呂掃除のコツ

2020年06月15日

カビ・水垢がなかなか落ちない」や、「お掃除してもすぐに汚れが目立ってくる」など、お風呂掃除に関する悩みを抱えていませんか?

お風呂掃除のコツ

1、準備するもの

ゴム手袋・スポンジ・細いブラシ・床用ブラシ・お風呂用洗剤・カビ取り剤

2、洗剤の選び方

強い洗剤を頻繁に使っていると、浴槽やタイルなど素材そのものを傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。
お掃除をする際は、弱い洗剤から試して、どうしても落ちない場合に強い洗剤を使うのがポイント。具体的には、基本はお風呂用の中性洗剤を使うようにし、それで落ちなかった頑固なカビなどに塩素系漂白剤(カビ取り剤)を使うのがよいでしょう。

3、お掃除の流れ

  1.  換気をする。(窓を開ける、換気扇をまわす)
  2.  浴室全体を水で軽く流す。
  3.  浴槽を掃除する。
  4.  壁や床をスポンジでこする。
  5.  排水溝を掃除する。

お風呂の汚れの原因と対処法

お風呂の汚れは、カビや水垢です。こまめにお掃除しているつもりでも、カビや水垢が目立ってくるものです。ここでは、カビ・水垢の原因と取り方についてご紹介します。

1:ピンク色のぬめり・カビ

一口にカビといっても、色や生える場所などによって種類がさまざま。お風呂場で見かけるピンク色のぬめりは、主に赤色酵母(ロドトルラ)と呼ばれる酵母の一種です。カビは、「クロカワカビ」と呼ばれる黒いカビである場合が多く、湿度の高い環境を好みます。

浴室は、おうちの中でも高温多湿で、石けんカスや皮脂などの栄養分が豊富なカビの生えやすい場所です。なお、このカビの胞子は①定着②発芽③成長し④胞子を飛ばす、といった過程で増殖します。一度生えてしまったカビは、取り除きにくい場合も多いので、生やさないようにすることが大切です。お風呂から上がる時にシャワーで石けんカス等の汚れを流し、よく乾燥させると予防になります。

生えてしまったカビにはカビ取り剤が有効ですが、まずはお風呂用洗剤をつけてこするのがおすすめ。発生したばかりの黒カビでしたら、こちらで落ちる場合が多いです。それでも落ちない場合はカビ取り剤を使いましょう。

2:水垢

鏡や浴槽のフチ・壁などに見られる白いウロコのような汚れが水垢です。主成分は、水道水に含まれている「カルシウム」「マグネシウム」「シリカ(ケイ素)」が含まれる化合物など。入浴時に飛び散った水滴をそのままにしておくと、水分は次第に蒸発しますが、水滴に含まれるミネラル成分はそのまま残って結晶化して水垢の原因となります。

カルシウム系やマグネシウム系由来の水垢は、酸に溶けやすいので、弱酸性の洗剤が効果的。一方で、シリカは酸に強いので、研磨剤をつけて物理的にそぎ落とさなくてはなりません。ただし鏡がコーティングされていると、こすることではがれてしまうので注意が必要です。

カビも水垢も、そのままにしておくと落とすのが難しくなってしまうので、汚れに気づいたら、早めにお掃除しましょう。